こんな方におすすめ
- 仕事のミスから切り替える方法を知りたい…
- 仕事のミスから切り替えるのが苦手…
- 仕事のミスで自信がなくなってしまう…
この記事を書いてる人
- 農林水産省推進、『ノウフク・アワード2022』水産企業で歴代初の受賞。
- 『とうほくSDGsアワード2023』優秀賞
- 人の心を様々な角度から理解し、導くメンタルデザイナー
- サラリーマン、経営者の経験(3社)を持つ32歳。
この記事を読んでわかること
- 仕事のミスから切り替えられない理由
- 仕事のミスから切り替えられない理由
- 仕事のミスから切り替える方法6選
- 仕事でミスが起きた時の手順

仕事のミスから切り替えられない理由
ミスをしたことがない人はいません。
誰もが大小さまざまなミスをしてしまい、悩みながら仕事をしています。
急にミスが増えた場合であれば何か他に理由があるかもしれませんのでこちらの記事も併せて読んでみてください。
ミスから切り替えられない理由は大きく分けて2つあります。
それぞれの理由を知ることで切り替える方法が理解しやすくなります。
早速みていきましょう。
自分の想像とは違う結果になっている
イメージするならばゴールへ向かうレールの上を走っていたはずが、気付かぬうちに脱線している状態です。
ミスは自分の予定にはないはずです。
予定にないことが起きている事実と、予定通り行動したはずだという勘違いとのギャップを埋められず、頭の中でぐるぐると考え込んでしまうのが、切り替えられない理由の1つ目です。
自分のミスで周りに迷惑をかけたこと
2つ目の理由は、自分のミスで周りに迷惑をかけてしまったと悩みすぎてしまう事です。
自分のミスによって関わる人たちが余計な作業をすることになってしまい、時間を奪ってしまっていると考えてしまうのはよくあると思います。
逆の立場の時に誰かのミスで自分の時間を費やすことになってしまい、イライラする人はこの傾向が強い人かもしれません。
仕事のミスから切り替える方法6選
先ほども述べた通り、ミスしない人はいません。
人それぞれ自分に合った切り替える方法を見つけることで自分をコントロールしています。これからご紹介する方法は実際に筆者が切り替える際に有効だった方法です。
ぜひ参考にしてみてください。
ミスの原因を特定し解決方法を探す
ミスが起きてしまった具体的な原因を特定することで、気持ちがすっきりします。
理由の1つ目で解説した通り、現実と勘違いのギャップがどこかにあるはずです。
それは自分の行動の中にあるのか、自分以外にあるのか、そもそも仕事の仕組み上よく起こるミスなのかを特定できればギャップを埋めることができます。
原因が特定できたら、同じことを起こさないようにやり方を変えなくてはいけません。
どのように変えればいいか、考えて解決方法を見つけましょう。
その結果、ミスについてそれ以上議論したり、考える必要はなくなります。
人の忘れるメカニズムを調べ安心する
よく思い出してみましょう。
あなたが今まででミスしたのは今回で何回目でしょうか?
人はすぐに忘れる生き物です。
忘れてしまうことをデメリットにしてしまう事が多いですが、今回はメリットとして考えてみましょう。
よほど人間関係が悪い場合を除き、人のミスを覚えておく必要はないはずです。
そしてあなたも周囲のミスをいくつ覚えているでしょうか?
今回も同じ事です。周囲はすぐに忘れます。
安心してあなたも忘れてしまいましょう。
自分より酷いミスを探してみる
SNS等で自分より酷いミスを探してみましょう。
周囲に相談できる人がいる場合、実際にやってしまった大きなミスを聞いてみることもいいでしょう。
自分より大きなミスを知ることによって、自分のミスはそれほど大きくないと思う事ができ、落ち着けます。
大したことではないと気がつくと、ミスから切り替えることも簡単になります。
早く怒られてしまう
上司やチームのリーダーに怒られることから逃げていると、ミスの解決ができず、自分1人で引きずってしまいます。
どうせ怒られるのであれば早く済ませてしまうことも早く切り替える方法の1つと言えるでしょう。
ミスを知っている人を数える
ミスをするのは恥ずかしいと思ってしまう人は多いはずです。
筆者もその1人です。そんな時は自分のミスを知っている人を数えてみましょう。
するとそこまで多くないことに気がつくはずです。
そして、一歩会社の外に出ると、自分のミスを知らない人しかいません。
自分のミスはごく一部の範囲での出来事だということに気がつくでしょう。
このミスで起こる最悪の結末と実際の結末を比べる
これはミスを自分で発見してから、すぐでないと意味がない方法ですが、とても効果があります。
自分では重大なミスだと思った場合、最悪の結末を考えてみましょう。
あまり時間をかけて考えるのは良くないのでなるべく手短に考えましょう。
最悪の場合、会社をクビになるかもしれない、会社に大損害を与えるかもしれない、このミスを訂正するまで深夜だろうが帰れないかもしれない、など最悪の状態を考えましょう。
そして、ミスが解決した後に自分の考えていた状況と照らし合わせてみましょう。
ほとんどの場合、そこまで大事にならないはずです。
最悪の結末を考えておくことで、実際にはそこまで酷い結末にならなかったと、軽く考える事ができるようになります。
そのギャップをうまく使い、切り替えましょう。
仕事のミスを減らすための考え方
仕事のミスから切り替える方法を解説してきましたが、ミスを減らすことも仕事をする上では必要なことです。
ケアレスミスが多い場合はチェックが足りていない可能性があり、それはやり方のルーティンに問題があるのかもしれません。
ミスを繰り返さないためにはやり方を変える必要がある
同じミスを繰り返さないために仕事のルーティンを確認しておく必要があります。
似たようなミスが多い場合、その仕事のルーティンに問題がある可能性が高いです。
なるべく早めに確認し、問題があるようならルーティンを意図的に変えて、ミスが起きにくいルーティンを作る必要があります。
仕事でミスが起きた時の手順
ここまで、ミスから切り替える方法とミスを減らすための考え方について解説してきました。
最後に、ミスが起きた時の手順を解説します。
ミスが起きた時の手順を間違ってしまうと軽い修正で済むはずのミスが、大きなミスに変わってしまったり、2次被害や3次被害を引き起こしてしまう場合もあります。
ここで手順をしっかり覚えて、ミスに備えることで、ミスが起きた時に機械的に処理し、ミスに対して深く悩むこともなくなるはずです。
手順1:上司や責任者へ報告
まずは速やかに上司や責任者に報告しましょう。
報告の仕方としては、起きてしまった事実を感情を抜きにして淡々と伝えましょう。
上司や管理者が知りたいことは誰がミスをしたのかではなく、ミスの規模感やミスを修正する適切な手段をいち早く探したいのです。
そこにあなたの感情は必要ありませんので業務として報告しましょう。
ミスの規模感や状況により判断があるはずです。
その判断は、訂正を任せられる場合とそうでない場合があります。
任せられた場合は手順2に進みます。
任せてもらえなかった場合は、そのまま終わりにせず、ミスが訂正されたらその方法ややり方を教えてほしいことを伝えてましょう。
責任を重く感じていることを意思表示することで信頼を得ることにもつながることがあります。
また、ミスの結果を追う事ができるので、自分の切り替えにもつながります。
手順2:ミスを修正する
自分でミスを訂正する場合に気をつけることは、迅速かつ丁寧に対処する事が重要です。
修正内容を十分に検討し、適切な手法やツールを使用して修正します。
また、他の関係者やチームのメンバーとのコミュニケーションを大切にし協力を得ながら修正を進めていきましょう。
手順3:修正した箇所を確認する
ミスの修正が終わったら確認することが重要です。
修正した箇所について、検証や見直しを徹底的に行い、正しく機能していることを確かめます。
修正の確認は自分だけで行うのではなく、できれば、関係者やチームメンバーにも確認してもらうことをおすすめします。
他人の視点から見ることで修正の正確性や効果をより高めることができます。
ここでは一切のミスも許されないと思って取り組み、ミスを続けないようにしましょう。
手順1から3まで手早く進める
ここまでがミスに対しての対処となります。
大事なことはミスが発生してから訂正までを手早くすることでミスを最小限に食い止めることができ、ミスから切り替えるのも楽になります。
手順4からは次に同じようなミスをしないための手順となります。
自分をブラッシュアップするためにも知っておくべき手順となっているのでぜひ読んでみてください。
手順4:ミスが起きた原因を探す
ミスがどのような状況や背景で発生したのかを詳しく調べたり思い出します。
時間をおいてしまうと記憶が曖昧になり、原因を特定しにくくなるのでミスが起きてからなるべく時間をかけずに探すことが大事です。
特定は犯人探しにも捉えられることがありますが、組織でのミスの場合はコミュニケーション不足や無理のあるスケジュールなど人的要因以外が原因の場合があります。
原因を探すことを目的としているので「誰が悪い」や「自分の確認不足」ではなく5W1H (Who, What, When, Where, Why, How)を使って原因の本質を把握することが大事です。
手順5:ミスが起きない方法を模索する
原因が特定できたら、その原因から得られた情報で類似するミスを防ぐための具体的な方法を模索します。
より具体的な方法であればあるほど、ミスを防ぐ事ができますが、作業の効率や手間がかかってしまうことにも繋がります。
ミスが起こるリスクと作業効率をしっかり吟味し、適切なバランスの方法を見つけ出しましょう。
手順6:模索した方法を仕組みに組み込む
方法を決めたらルーティンに組み込みましょう。
ルーティンに意図的に組み込む事が大切
人はルーティンを崩すことが苦手です。
ミスを誘発するルーティンは意図的に改善しましょう。
意図的にやるためには流れ作業にならないようにわざと、『間』を作る仕組みにするとより効果的です。
できた『間』によって作業の途中で考える時間を作ります。
そこで新たにやる方法を思い出すきっかけになります。
最後に
仕事のミスというのは誰でも経験し、何度も乗り越えてきているはずです。
時間が解決することがほとんどですが、解説した方法によって慣れてくると一瞬で切り替えることができるようになります。