こんな方におすすめ
- 仕事を2週間かけても覚えられない…
- 仕事を早く覚えたいのにうまくいかない…
- 2週間で覚えられる仕事の範囲は?
- 仕事を2週間で覚えるにはどうしたらいい?
この記事を書いてる人
- 農林水産省推進、『ノウフク・アワード2022』水産企業で歴代初の受賞。
- 人の心を様々な角度から理解し、導くことが得意なメンタルデザイナー【心のデザイナー】
- サラリーマン、経営者の経験(3社)を持つ31歳。
この記事を読んでわかること
- 仕事を2週間で覚えられない理由4選
- 2週間で覚えれる仕事の範囲
- 2週間で仕事を覚えるためにやるべき事

仕事を2週間で覚えられない理由4つ
まずは仕事を2週間で覚えられない理由を確認しましょう。
原因によって、自分の行動だけで改善できる事なのか、できない事なのかがわかります。
自分の行動だけでは改善できない事を悩むのは時間の無駄です。
自分の行動で改善できる事だけに集中し、自分の中の100%を目指しましょう。
全体像が把握できていない
2週間で覚えられないと思ってしまうのは仕事の全体像を理解してないのが1番の理由です。
全体像というのは会社がどのように利益を得ているのかという利益構造や、会社として、自社のサービスや商品が利用者に対してどんな時にどんな形で提供することによってどんな影響を与えているか、です。

2週間という期間では具体的な作業を見学したり、簡単な作業をやる機会しかありません。
その具体的で小さな作業をやりながら、会社の全体像を把握するのは、社会経験の差が出る部分ですので10代や20代、30代前半程度では難しいと感じてしまうのはあなただけではありません。
環境にまだ慣れていない
2週間という期間では自分のデスクがあったとしても資料がほとんどない状態です。
共有の棚や社内のクラウドサービス等に知りたい情報が入っているはずですが、どこに何があるかわからず、知りたい事が調べられない状況なはずです。

デスクやデスクトップが汚い場合は、別の問題がありますが、資料を手に取り、自分の仕事に役に立つと思った資料は知識の引き出しとして頭の中にインプットされます。
自分の周りに役に立つ資料が少ない場合は、まだ環境に慣れていないということです。
専門知識が足りていない
2週間で専門知識が足りないのは当たり前のことです。
先ほど解説した「環境にまだ慣れていない」で説明した通り、自分の役に立つ資料を全て触って初めて専門知識がついた状況になります。
しかし、ただ資料を読むだけでは意味がありません。

専門知識というのは使いこなせて初めて身についたと言えます。
2週間という期間で、専門知識が足りていないのは必然であり、自分の行動だけでは改善が難しい問題です。
仕事のルーティンが出来上がっていない
仕事に慣れてくると1日の仕事の流れがわかってきます。
仕事のルーティンが出来上がり、効率よく仕事をすることができるようになります。
しかし、2週間という期間では仕事のルーティンはまだ出来上がっていないのは普通です。
なぜなら、仕事を任せられることがまだ少ないはずです。
任せられたとしても重要度の低い作業ばかりです。
次の章で解説しますが、2週間という期間は、会社としては仕事や会社に慣れてもらう期間としてる場合が多いです。
そんな状況では仕事のルーティンを作ることは難しいでしょう。
2週間で覚えれる仕事の範囲
2週間というのは実働時間にすると80時間程度です。
会社の規定にもよりますが、雇用契約時に試用期間が設けられるかと思います。
筆者の会社は、その業界の経験者であれば1ヶ月程度とし、未経験の場合は3ヶ月から6ヶ月程度に設定することが多かったです。
社会経験や業界の経験によって大きく左右されますが、2週間というのはあまりにも短い期間であり、その期間での仕事成果を求めることはありません。
実際に2週間で覚えてほしい仕事の範囲でお答えすると、会社正式名称や簡単な社史、上司や周囲の人間の名前と役職、会社の雰囲気や1日の時間の流れ程度です。
業界や職種によっては実際に現場に入り、具体的な作業を一緒にやることもありますが、責任が発生する仕事を任せられることは少ないはずです。
長い目で見て、最初に知っておかないと今後知ることがなさそうな事を覚える期間程度に考えるといいでしょう。
そんな中でもう1歩上のランクを目指したいと考える人に向けて次の章で、最短で仕事を覚えるためにやるべき事を解説していきます。
仕事を最短で覚えるためにやるべき事

実際に会社に入ってスタートダッシュをする事ができると、会社や周囲からも『仕事ができる人』と見られるようになるでしょう。
これは新入社員だけでなく中途採用でも同じことが言えますので、しっかりチェックして『仕事ができる人』の基礎を作っていきましょう。
全体像の把握
全体像の把握は全ての土台になります。
どんなにこれから解説するやるべき事を頑張ってやったとしても全体像を把握していなければ時間の無駄になる可能性があります。
会社がどんなサービスや商品をどんなニーズに対してどんな形で提供していくのか。
また、どんなライバルがいてライバルの得意なことと不得意なことはなんなのか、市場規模はどうなっているのか、などが挙げられます。
自分の頭の中でこれら1つ1つを自分の思考回路で繋がるまで聞いたり、調べたりしましょう。

会社がなぜ、今のやり方になっているのかということは会社の歴史を知ると理解が深まります。
時代の変化や方向性の修正などの様々な事があり、今があります。
全体像の把握には歴史は必須ですので調べてみましょう。
今の作業の立ち位置を把握する
簡単な作業や単純な作業を任されるようになったら、今やっている作業が会社全体のどの部分なのかを考えてみましょう。

具体的に今の作業が独立して終わるわけではないはずです。
今の作業の前には誰かが、作業していると考えてみましょう。
するとその作業が必要な背景が見えてくるはずです。
また、今の作業の後にも何か作業をしているはずです。
その行方を追ってみることによって全体像の輪郭が出てきて、理解しやすくなってきます。
上司に積極的に相談する
自分で調べることももちろん大事なことです。
しかし、知識が全くない状態で自分だけで調べて仕事をすることはできません。
ある程度の知識がつくまでは上司に積極的に相談し、進むべき方向性を正してもらうことで無駄なく知識を増やしつつ仕事をすることができます。
専門知識をつける
当たり前のことですが、専門知識が身につくことで仕事は自然と覚えていきます。
しかし、専門性が高くなればなるほど知識だけでなく、経験も加味して仕事をしなければなりません。
そのため、勉強のように知識を学ぶだけではなく、学んだ知識を仕事で使いながら経験値も上げていくことで更なる専門知識がついてきます。
上司の話をメモする
上司の話の中であまり関係がないと思われる話をされる時がたまにあるかと思います。
しかし上司は今後必要になってくるだろうと思い、話をしている場合があります。
しかし聞いている本人は自分の聞きたいことと関係性を感じていないため、聞いたとしてもあまり記憶に残りません。
上司の話というのは実績による最も答えに近い話だと考えましょう。
その話を余すことなくメモしておき、今は必要と思わなくてもいつか役に立つ場合があると考えて記録に残しておくことをおすすめします。
気づき、考え、行動する
この考え方は仕事をする上で、最も大事な考え方だと筆者は思っています。
できる人の特徴としてこの「気づき、考え、行動する」ができる人がほとんどです。
この循環を常に回すことで気づきや考えや行動がブラッシュアップされていき、専門性が高まり、自分が行動して得た知識なので実績もついてきます。
最後に
2週間という短い期間で仕事を覚えられないと思ってしまうことは決して悪いことではありません。
それは向上心があり、自分を変えようと行動している証拠でもあります。
上司や会社から早く仕事を覚えるようにとしつこく言われるようだと、その会社は慢性的な人不足の可能性があります。
変だなと思ったら転職を考えておくべきですのでこちらの記事も合わせて読んでおきましょう。
辞めたいと思った後に行動すると嫌な仕事を我慢しながらやらなければならなくなります。
時間を無駄にする前に確認しておきましょう。
仕事を2週間で覚えられない理由は以下の通りです。
- 全体像が把握できていない
- 環境にまだ慣れていない
- 専門知識が足りていない
- 仕事のルーティンが出来上がっていない
2週間で覚えれる仕事の範囲はそれほど多くなく、実際には3ヶ月以上かけて仕事を覚えていくのが一般的です。
仕事を覚えるためにやるべき事は、
- 全体像の把握
- 今の作業の立ち位置を把握する
- 上司に積極的に相談する
- 専門知識をつける
- 上司の話をメモする
- 気づき、考え、行動する
です。
2週間で覚えるつもりで毎日の仕事を一生懸命することで、自分の中で仕事を頑張る基準ができ、仕事への意識が高くなります。
モチベーションを高くしつつ、長い目で見て仕事を覚えていきましょう。